実際に、FXのメリットを享受していく前に
基本的な考え方として、
最初に押さえておかなければならないことがある。
それは、FXは「投資」だということだ。
意外に思えるかもしれないが、
中級者のレベルでも
この大前提が抜けてしまっている方が案外多い。
忘れてしまってる、と言ってもいいかもしれない。
もし、自分は中級者レベルだ。と思われる方は、
もう一度、ここで思い起こしておくと
トレードが安定していくのかと思う。
初心者の方は、ここで押さえておいてもらえればOK。
では、ここからはFXを始めるにおいて
知っておくべきメリットについてをいくつか挙げてみる。
●株は運要素が強いが、FXは技術で修められる
株はFXと比較すると、
個々の銘柄ごとの時代背景や事象(事件)を含んだ
タイミングによって、価格が上下するため
すべてを感知し続けるのは難しく、運要素も大きくなる。
例えば、お寿司屋さんで子どもが、
テーブル席に備え付けの
「醤油」(ほかのお客さんも使う)をペロペロすると、
そのお寿司屋さんの株価は大きく下落する。
戦争・選挙・災害などであれば
まだ認識はしやすく、考慮の範囲内とも言える。
が、
こういった感知が難しい事件や不祥事は、
予測がより不可能な上、
1つでも影響を受けてしまうので、
たとえ価格動向が分析できたとしても、
FXの為替と比較すると、
常に「運」の要素は強い状態にある、といえる。
また複数株を持つほど、
企業や銘柄周りの情報が必要となり、
膨大な情報を更新し続けなければいけなくもなる。
比べて、FXはチャート分析をする技術さえ磨けば、事が足りる。
さらに、その分析技術も銘柄1つに依存するわけではないので、
銘柄に縛られることもない。
つまり「テクニカル分析」の技術さえ押さえれば、
情報に追われることも、
新しく更新し続ける必要もほとんどない
ということになる。
受験生で例えると、膨大な受験科目数が
突然1教科になった、ということだ。
時間的コストを考えると、
これだけでもメリットはかなり大きいとも言える。
●低コストで経験値・資金ともに効率的に稼ぎやすい
株や不動産であれば、
最初の資金が数十万~数百万円と
必要になったりもするが、
FXは投資のジャンルで見ても、
初期費用が1万円でも投資が可能なので、
圧倒的に低コストで始めることができる。
それこそ、1万円なのでお年玉やお小遣いを稼いで貯めたり、
日雇いを1日するだけでも、
スタートすることができるというわけである。
つまり、「FX」はかなり格差に関係なく、
平等に機会が与えられた投資手法ともいえる。
そして、初期資金が低コストな上に、
Lot数を「0.01」に設定するなど
かなり低いロットに設定をして取引をすることで、
数円~数十円、数百円の規模感で
実際の相場の経験値を得ることもできる。
つまり、効率的に経験値を稼ぐことができるというわけだ。
スポーツも同様だが、本質を押さえた上で
実践経験が多いと、
その分スキルの上達も多く積み上げることができる。
例えばだけど、株や不動産の投資で、
一度で貯金300万円をジワジワと溶かしてる間でも
FXはスタートが1万円でも可能なので、
単純計算で、ジワジワしてる間にも300回の挑戦ができるわけだ。
(もちろん単純計算なので、Lot数を下げれば、更に数百倍の経験値を
稼ぐことも理論上可能でもある。その分時間はかかるけど。)
そのため、同じ資金だとしても、
「どちらの方が成長できるか?」
(技術を身に着けられるか)
と言われたら、圧倒的に後者といえる。
もう少し深堀りをすると、
利益率の面から見ても「FX」は
ほかの投資と比べて、利益率が高い。
不動産や株で、1案件で年利約10%を超えてくる案件となると、
「怪しい」といったレベルにもなるが、
FXではテクニカルの手法で、
月利5~20%を安定させることが可能である。
年利ではなく、「月利で」だ。
もちろん、株や不動産に限らずFXも投資なので、
現実的な話をすると、
すべて自己責任が前提とはなるが、
一度、技術を身に着けてしまえば、
資金効率が圧倒的に高いといえるのも、
FXの大きなメリットの1つである。
また、投資における「リスク」が恐いといった場合でも
初期投資の費用が1万円であれば、
失っても再起がしやすいので、
それ以上の金額を入れなければ
リスクは1万円で済ませることもできる。
(海外口座であれば追証もなく、入金額のみでコントロールが可能)
そして、Lot数をかなり低めに設定すれば、
ゲームセンターよりも、
効率的に遊び感覚でトレードができる上に
その分、経験値を稼ぐこともできる。
(Lot数を上げる時は、慣れた際でも、少しずつ上げるのがオススメ)
●どこにも依存しない
続けて、FXは、PCやスマホ・タブレット等の機器と
インターネットが繋がる環境があれば、
いつでも・どこでも取引ができる。
証券会社も基本的には24時間営業なので、
昼夜問わず、時間的な縛りもない。
加えて、チャートの分析さえできればOKなので
事実上、通貨ペアを変えれば株やファンドのように
企業や商品以上に、国に縛られることもなくなる。
もちろん、買いだけではなく売りもできるので
通貨ペアを変える必要もないのだけど、
この「依存しない」というメリットは
かなり大きなメリットといえる。
●費用・固定費がかからない
お金を稼ぐ、という意味合いで、
飲食店などの店舗や物販といった有形のビジネスであれば
設備費や仕入れなど初期投資を含めて、
費用がある程度嵩んで
実店舗を構えれば、初期費用で数百万円以上かかることも
ザラだけど、
FXでかかる費用といえば、
最初のパソコンやタブレット機器くらいで、
固定費でいえば、おおよそ通信費やサーバー代といった類になるので、
10万円もあれば、充分に費用は足りる。
また、現代ではパソコンやタブレット、通信費はほとんど
日常生活と結びついているので、
実質、ほぼ費用がかからない、
といっても過言ではないかとも思う。
また、顧客等の対応もなく、
相手はチャートだけどなるので、
一人の時間が好きな人には、
更にオススメな手段とも言える。
ざっと書いてみたが、FXのメリットといえば、こんなところである。
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