「テクニカル分析者」と「天気予報士」は
構造としてかなり似ている。
両者はどちらも「過去のデータ(統計)」
から分析をして、
これからの天気や値動きの動向を見る、というプロセスにある。
(過去からパターンを絞り込み、予測を導き出しています)
ただ、ここでこの過程において
ある一つの批判として、
「将来を予測する上で、過去のデータを使うことは妥当か?」
といったものがある。
たが、これに対しての回答は、
唯一、人が扱えるデータというのは
「過去のデータ」だけであって、
過去の経験やデータからの材料でしか
未来の方向性を映し出すことができない。
すこし逆説的に問うと、
分析や研究をする上で「過去のデータ」以外に
一体、なにを材料として、発展や予測をするのか?
という話となる。
もちろん、現状タイムスリップ等ができわけでもないし、
未来が覗けない限り、この世に「絶対」というものはない。
もちろん、過去のデータから
100%を予測することもできない。
ただ、その代わり、テクニカル分析では
「パターンを絞り込むことは可能」
だということだ。
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